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マウス選びに決着!至高のIE3.0クローンはこれだ!【2020年新春】

至高のIE3.0クローンマウスを選ぶ本企画。当初候補に挙げたマウスからの絞り込みを終え、ついに最終候補から購入先を選ぶときが参りました。果たして2020年初頭に買うべきIE3.0クローンは、一体どのマウスなのでしょうか。

はじめに

Logicool G403 Prodigyの故障と、その後のG603 LIGHTSPEEDの失敗に端を発したIE3.0クローンマウス探し。G403 Prodigyをベンチマークに据えて、7社11製品を比較・検討してきました。

よろしければ初回のロジクール編からご確認下さい。

IE3.0クローン ゲーミングマウスを探せ!【Logicool編】

かねてよりネタにしている愛用マウスG403 Prodigyの故障。そろそろ納得のいく乗り換え先を手に入れたいと思います。ひとまず同社Logicoolから検討してみましょう。 目次 G403を基準とした ...

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カタログスペックのみではその真価を測りにくいZOWIEとXtrfyの製品については除外。また僅かな製品ですがふるい落とし、最終的には以下の5社6製品が残る形となりました。

  • Logicool G403 Hero
  • Microsoft Pro IntelliMouse
  • Razer DeathAdder Elite
  • SteelSeries Rival 310
  • Roccat Kone Pure Ultra
  • Roccat Kone Pure Owl-Eye

最後となる今回は、これらの製品を相互に比較することで、最も買うべきマウスを選び出したいと思います。

選抜されたIE3.0クローンマウスの比較

ひとまず残った候補の比較表を作成しましたので、これに基づいて考察を行いたいと思います。

なお、おことわりが2点。企画開始から約1ヶ月が経過したため価格は再調査をし、2020年1月時点のものに更新しました。また調査時点でAmazon初売りセール対象のDeathAdder Eliteは、公平のため次点の価格を掲載しています。

太い青字は特に良好なポイント、太い赤字は特に残念なポイント。

G403 Hero Pro IntelliMouse DeathAdder Elite Rival 310 Kone Pure Ultra Kone  Pure Owl-Eye
ブランド Logicool G Microsoft Razer SteelSeries ROCCAT ROCCAT
最安価格 [円] 8,110 2,979 4,980 6,657 9,682 5,480
ボタン数 6 5 7 6 7 7
縦×横×高さ [mm] 124 x 68 x 43 132 x 69 x 43 127 x 70 x 44 127.6 x 70.1 x 41.98 115 x 70 x 39 115 x 70 x 39
本体のみ重量 [g] 87.3 - 97.3 104 (71.5) 88.3 66 88
ケーブル込重量 [g] 非公開 132 105 非公開 非公開 非公開
解像度 [DPI] 100 - 16000 200 - 16000 (100 -) 16000 100 - 12000 (50 -) 16000 (100 -) 12000
トラッキング速度 [IPS] 400 400 450 350 非公開 250
加速度 [G] 40 50 50 50 50 50
レポートレート [Hz] 1000 125 / 500 / 1000 1000 (125 / 250 / 500 /) 1000 1000 1000
LoD [mm] 非公開 (2 / 3 / Auto) 非公開 非公開 調整可 調整可
センサー Logicool HERO 16K PixArt PAW 3389 Pro-MS Razer 5G PixArt TrueMove 3 ROCCAT Owl-Eye ROCCAT Owl-Eye
耐久性 [クリック] 2000万 非公開 5000万 5000万 非公開 5000万
統合ソフト G HUB マウスキーボードセンター Synapse Engine Swarm Swarm
保証期間 [年] 2 1 (2) 1 2 2
発売時期[年月] 2019-06 2019-07 2016-09 2017-09 2019-11 2017-05

* 最安価格、発売時期は価格.com調査によるです(2020年1月調査)
* ()表記は法人運営の第三者ソースによるものです。

マストバイはどのマウス

比較に基づいて各マウスの考察を書いていたら非常に長い文章になってしまいました。なので、先に結論から記載したいと思います。この比較に基づいて買うべきマウスは何なのか。

Razer DeathAdder Elite一択でしょう。

トップと僅差で次点のDPIレンジ。最高のトラッキング速度。高い公称値の耐久性。長めの保証期間。十分軽量な重さ。そして、至れり尽くせりの性能を示しながら、5,000円札1枚で購入できてしまう価格。

人によってはサイズが大きすぎるかもしれません。しかし私は非常に手が大きい部類の人間。124mmのG403 Prodigyをきちんとかぶせ持ちした場合、1cm弱指がはみ出してしまいます。127cmのDeathAdder Eliteで全く困りはしません。

若干古めではありますが、それで性能が左右されるわけではありません。枯れた製品のほうが信頼性も期待できます。

というわけで、万人に価値のある項目でも個人的で評価が分かれる項目でも、おおよそ欠点らしい欠点がないDeathAdder Eliteの購入を決定。すでにポチりました。

以降のセクションは、比較に基づいた各マウスの考察となります。他のマウスは何が優れ何が駄目だったのか。気になる人は暇つぶし程度に読んでみてください。

比較表に基づく考察

圧倒的コスパのPro IntelliMouse

Microsoft製のPro IntelliMouseのコストパフォーマンスは特筆すべきものがあります。発売からおよそ半年の新製品であるにも関わらず約3,000円という破格。それでいて、最高解像度は16000と非常に高い数値。使用感には影響しないと言われがちな項目ではありますが、最大トラッキング速度、最大加速度も良好な数値です。

レポートレートの選択肢が少ないことは、人によっては欠点となるかもしれません。恐らく候補の中で250Hzが選択できないのはこの製品のみ(※)。250Hzを使用する人にとっては痛手となるでしょう。

大きさについても注意が必要です。参考としてZOWIE製品で標準サイズに位置づけられるEC1の長さは128mm、小型サイズに位置づけられるEC2の長さは120mmです。長さ132mmのPro IntelliMouseは間違いなく手が小さな方には向かないマウスと言えます。

そして最大の欠点はその重量。昨今はハニカム構造を採用し60グラム台を実現する製品がトレンドです。候補のRoccat Kone Pure Ultraもその1つ。その1.6倍程の104gと重量級マウスであるPro IntelliMouseはすばやい操作や長時間の操作に劣る可能性が高いことを覚悟するべきと思います。

※ G403 Prodigyは125 / 250 / 500 / 1000 Hzに対応することを確認済みのため、G403 HEROも同様に対応する可能性が高いです。複数の方の個人ブログに基づく情報ですが、RazerおよびRoccatの製品も125 / 250 / 500 / 1000 Hzに対応するようです。

※ Razer DeathAdder Eliteも250Hzを選択できないことを実機で確認しました。( 2020/1/16 修正)

パフォーマンス重視ならKone Pure Ultra

コスト度外視でパフォーマンスのみを重視するのであれば、RoccatのKone Pure Ultra一択といえます。トレンドのハニカム構造マウスに匹敵するダントツの軽さ(Kone Pure Ultraも内部はハニカム構造ですが)。候補の中で下限から上限まで最も広い解像度のレンジ。1mm以下までの調整が可能と明言されているリフトオフディスタンス。

兎にも角にも性能を重視する人にとっては、最大トラッキング速度が非公開な点が気にかかるかもしれません。しかし、体感は難しいと言われている項目ですので、目くじらを立てる必要もないでしょう。

クリックへの耐久性が公開されてはいませんが、保証期間が2年と長めの部類。もし壊れても1度くらいは交換対応で乗り切れるかもしれません。

評価がわかれそうなポイントは小ぶりなサイズです。先述の通り小型サイズに位置づけられるZOWIE EC2よりなお小さいサイズは、手の大きな人には握りにくいかもしれません。

明確な欠点は非常に強気な販売価格。Pro IntelliMouseを3個買ってもお釣りがもらえます。それだけの金額にふさわしい価値を見いだせるかどうかが購入までの最大の難問です。

バランスに優れるDeathAdder Elite

手頃な価格、それでいて十分すぎる性能を持つのがRazer製DeathAdder Eliteです。

DeathAdder Eliteのセンサー性能は非常に高く、ほとんどの項目で候補中トップの性能を示しています。Kone Pure Ultraに唯一敗北している解像度レンジも下限が50高いのみ。50や100に設定する人はかなり限られるでしょうし、この敗北は無視していいでしょう。なお、レポートレートを250Hzに設定できないことを実機で確認しています。( 2020/1/16 追記)

5000万回と非常に多いクリックへの耐久性が公称され、2年という長めの期間が保証されている点も高い信頼性を伺わせるポイントになっています。

ただし、DeathAdder Eliteはモデル末期と予想されることに注意が必要。従来、DeathAdderシリーズは3年から4年おきに更新が行われてきました。DeathAdder Eliteの発売からは、すでに3年以上が経過。在庫整理のためかAmazonでは短期間の間に2度もセールの対象になっています。

買った直後に新モデルが出ることを避けたい人は、少し待ってみたほうがいいかもしれません。もっとも新製品にはここまでの価格的なメリットは出せないと思われます。それを避けたい人は早めに決断することをオススメします。

※ 2019年発売のDeathAdder Essentialは廉価モデルであり後継ではないという予想されます。

小型さが光るKone Pure Owl-Eye

Kone Pure Owl-Eyeは価格帯で競合しがちなDeathAdder Eliteに対して、若干高額でセンサー性能が劣る傾向にあります。しかし、これらにこだわるよりはサイズに注目して評価をすべきマウスと言えるでしょう。

センサーの解像度は、最大値がDeathAdder Eliteの16000に対して12000と低め。しかし、10000以上の設定値を、どれだけの人が常用しているのでしょうか。トラッキング速度や加速度についても劣りますが、これらは体感が難しいと言われる項目です。500円程度の金額差についても、重視する必要性はないでしょう。

クリックへの耐久性の公称値や保証期間など信頼性に関する項目はDeathAdder Eliteと同様。高い信頼性が伺えます

一方そのサイズ特性は注目に値します。先に例に挙げたZOWIE製品を基準とした場合、EC1相当の大きめなDeathAdder Eliteに対して、Kone Pure Owl-EyeはEC2よりなお小さめとサイズ感で差別化が図れています。

以上の特性を踏まえれば、DeathAdder Eliteのようなバランスに優れた製品を望み、かつ自身の手が小さめな場合には本製品を選択するべきといえるでしょう。

埋没する印象を拭えないRival 310

その性能や価格面でDeathAdder Eliteと競合しがちでありながら、Kone Pure Owl-Eyeのように独自のポジションを確立しにくい印象を抱くのがSteelSeries Rival 310です。

DeathAdder Eliteと比べてみます。サイズ感についてはほぼ同等。本体重量は重ため(DeathAdder Eliteの重量は第三者によるものですが)。最大解像度とトラッキング速度は下回り、最大加速度は同等。クリックへの耐久性は同等ですが保証期間は1年短い。

致命的なのはその価格。DeathAdder Eliteより1,500円ほど、Kone Pure Owl-Eyeより1,000円ほど高額。Pro IntelliMouseを2つ買ってお釣りがもらえる金額とも言えます。性能の劣勢と相まってなかなか選択しづらい印象となってしまいます。

比較に基づく内容ではありませんが、優れている点もあります。店頭で非稼働の展示品を触りましたが、人生で一番しっくりとくる握り心地でした。主観的な評価ですが手が大きめな人にとっては非常に握りやすい設計だと思います。

また、デザインには要注目です。Rival 310は無骨で直線的な印象で、DeathAdderは流線的で鋭利な印象です。どちらが優れているというわけではありませんが、デザインにこだわる自覚があればお好みの製品を選択するべきでしょう

独自センサーに活路を見出しにくいG403 HERO

唯一PixArt系ではない完全自社製センサー「Logicool G HERO 16K」を採用するG403 HERO。しかしそのメリットは見出しにくいというのが率直な意見です。

センサー性能は高水準にまとまった印象ですが、よく見ると最大加速度が唯一の40G。モヤモヤさせてくれます。このHERO系センサーの特性は他社製センサーに対して10倍近い電力効率を誇ることと公式サイトで謳われています。しかし、G403 HERO自身を含め今回の比較対象は有線接続のマウス。バッテリー駆動の無線接続マウスと異なり、その優位性はあまり体感できないことでしょう。

耐久性も残念なポイントです。クリックへの耐久値は2000万回と公称されています。Kone Pure UltraやPro IntelliMouseのように非公開であるよりは好感が持てます。しかし残りの3製品に対して半分以下の数値という厳しい現実。唯一の救いは保証期間が2年と長めな点。ハードな使い方をすれば、低めの耐久性と相まって一度くらいは無償で延命できるかもしれません

これだけ微妙な要素が揃っていながら、価格は約8,000円とワースト2の高額さ。Pro IntelliMouseを2個買ってもお釣りがもらえる金額です。1,000円足せばDeathAdder Eliteも2個買えます。登場から半年以上経過しましたが、残念ながらあまり値下がり傾向も見せてはくれません。

おわりに

ということで購入するのはRazer DeathAddder Eliteでした。我ながらつまらないオチ。正直、下調べの段階で「きちんと数値で比較しても改めてDeathAdderってすごくね?」と思っていました。レース開始前からなんとなく勝つことがわかっているメルセデスAMG F1みたい。それだけいい製品ということなんでしょうが…。

RoccatのKone Pure Owl-Eyeは非常に惜しかった印象です。手が大きいこと、価格が僅かでも高いことがネックになってしまいました。どちらか一つでも解消されていれば、過去購入経験のあるRazerよりRoccatを試してみたかったというのが正直な感想です。

最後まで悩んだのがPro IntelliMouse。当初から最安価でしたが、重さがネックでした。結局それが決め手となってDeathAdder Eliteをポチったわけですが、その後現在の価格に改定(\4,573 → \2,979)。発狂しそうになりました。この怒りはきちんと発散する予定。

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